【相鉄線沿線「学びクラブ」】親子でホタル鑑賞会~横浜に自生するホタルを鑑賞しよう!~ 2025年6月7日(土)

横浜市「こども自然公園」で、相鉄線沿線 「学びクラブ」親子でホタル鑑賞会~横浜に自生するホタルを鑑賞しよう!~(主催:相鉄グループ、後援:FCP(相鉄いずみ野線沿線 次代のまちづくり)、共催:NPO法人 こども自然公園どろんこクラブ)を開催しました。

イベントを通して相鉄線沿線の自然や歴史を学ぶことが出来る「学びクラブ」。
今回は、限られた時期や環境でしか見る事のできないホタルが生息している横浜市「こども自然公園」を会場に鑑賞会を開催しました。

突然ですが、皆さんはホタルが住む事の出来る環境をご存知でしょうか?
イベント当日、先ずはご協力いただいたNPO法人 こども自然公園どろんこクラブの皆さんから、そんな【ホタルの生態について】を教えてもらいました。


●ホタルは非常に繊細な生き物で…
・幼虫と成虫で住むのに適した環境が異なる
・成虫は「水面に張り出した枝がある所」「飛び回れるスペース」「メスがオスを待つときに潜むことが出来る草むら」「お互いの光が見える様な明るすぎない環境」を必要とする
●ホタルがよく見られる気候の条件も…
・気温や湿度が比較的高くて ・風が弱い、または無風 ・雨も苦手
・月明りも弱い方がよい
●ホタルは全世界で約2,000種類、その中で日本に生息しているのは約50種。さらにその中で幼虫が水の中で暮らすホタルが3種類。今日見られるゲンジホタルはその3種類の中の1種類。

などなど…。お話を聞けば聞くほど、“ホタルを見る”という事自体が、非常に貴重な経験なんだな…と思わされるお話でした。

皆さんがホタルについて詳しくなった所で…続いては【ホタルが光る原理を実験しよう】のお時間です。タイトル通り実験をしながらホタルが光るのはなぜか、を学びました。



科学の視点から“生物発光”のしくみを学び、実際にホタルが持っているたんぱく質“ルシフェリン”を使って発光の実験を行いました。
ホタルと同じ仕組みで光る“ウミホタル”の実験や、ひときわ大きな歓声があがった、薬品を使用した酸化反応の実験も経て…もうみんなはホタル博士!あとは実際に現地に移動してホタルを鑑賞しましょう♪

集合場所から、ホタルの観察場所までは歩いて5分位。
皆さん期待を胸に膨らませながら…進んでいきます。
水田の横を通り過ぎると…


写真だと伝わりづらいかもしれませんが、奥の森には沢山のホタルが舞っていました!
人間の呼吸の様なリズムで明滅する緑色の光が、ゆらゆらと暗闇の中を泳いでいるかの様な景色は、とても幻想的でした。

そして、実際にホタルを鑑賞していただくまでに、生態や光る仕組みを学んでいただいたからこそ、目の前に広がる景色が当たり前ではないと、より感じられたのではないでしょうか。

イベント終了後にご協力いただいたアンケートには『初めてホタルを見ました』というお言葉もありました。皆様にとっても今回のイベントが特別な時間となった事を、嬉しく思います。

今回、相鉄線沿線「学びクラブ」では、ホタルの鑑賞会を通して、沿線の魅力のひとつ【ゆたかな自然】を知ってもらうだけでなく、“ホタルが安心して住むことのできる自然”という沿線の魅力は、どろんこクラブの皆さんをはじめとした地域の方のご協力のもと守られている、という事にも触れていただけたと思います。
個人的には、イベント終了後に多くの方が、どろんこクラブの方とお話をされていたのも印象的でした。

ご参加いただきました、皆さま、ありがとうございました。


★相鉄線沿線「学びクラブ」について★
次世代の子どもたちを「住みたくなる街」へ導くことを目的に、「人」と「自然」という地域の資源を活用した様々な体験学習型イベントを定期的に開催する取組みです。地域に住む方々を中心とした様々な人々の協力を得ながら相鉄線沿線ならではのイベントに参加いただき、“この街が好き!”を育みます。

今後も相鉄グループのエリアマネジメント活動として、さまざまな取組を通じて、沿線にお住まいのみなさまが、楽しく快適に生活できることはもちろんのこと、次代を担う子どもたちを地域で育み、成長した後にも地域に愛着と誇りを持てるような、誰もが住みたいと憧れるまちとなるようにチャレンジしていきます。